弱酸性洗顔に替えたら2週間つける記録表|つっぱり・赤み
弱酸性の洗顔フォームに替えたら、洗顔直後のつっぱり・赤みと午後のテカりを2週間同じ時刻に書き留め、替える前の点数と比べます。

このノートで扱うこと全8項目
| 項目 | 内容 | 根拠 |
|---|---|---|
| 替えるきっかけ | 韓国疾病管理庁は、顔の肌のpH(5.0〜5.5)に近い弱酸性の洗顔料を使い、たいていアルカリ性の石けんは避けるよう案内しています | 韓国疾病管理庁・機関 |
| ラベルの確認 | 市販の子ども用・敏感肌用の洗浄料96種のpHは4.54〜11.01(平均7.80)で、固形石けんは8.01〜11.01とすべて8を超えていました | 2025 PMID 41417527・B |
| 初日の反応 | 4種類の石けんを7日間使った成人60名では、どの群も最初の洗顔のあとに水分蒸散量(TEWL)が上がりました | 2022 PMID 34741581・B |
| 1週目と3週目 | 敏感肌の女性40名では、市販クレンザー群の刺激の報告が1週目20%、3週目10%と、時点によって違いました | 2013 PMID 24305430・A |
| 回数・お湯 | 洗顔は1日2回、ぬるま湯でやさしく、というのが公的機関の案内です | 韓国疾病管理庁・機関 |
肌が弱酸性なら、洗顔フォームを替えると何が変わる?
顔の肌の表面は弱酸性なので、洗顔料のpHがそこから離れるほど、洗った直後の表面の状態が揺らぎやすくなる可能性があります。成人60名がアルカリ性・クリーミー・グリセリンの石けんとシンデットを前腕に7日間使った2022年の研究では、アルカリ性石けんは測ったすべての時点で肌のpHを大きく上げ、酸性のシンデットだけが最後の測定でpHを下げました。
同じ研究で、アルカリ性石けんの群はグリセリン石けん・クリーミー石けんの群より赤み(紅斑)も強く出ました。ただし各群15名で、盲検化せずに前腕で測った結果なので、顔でも同じように起きるとは言い切れません。だからこそ、替える前とあとを自分の顔で同じやり方で書き留めることが、この記事の出発点です。

「弱酸性」の表示は pH いくつまでを指す?
公的資料が数字で示している目安は顔の肌のpH5.0〜5.5で、韓国疾病管理庁は石けん分10%以下のシンデットバーをpH5.5〜7程度の製品として紹介しています。ラベルに「弱酸性」という言葉だけで数字がなければ、記録表のいちばん上に「数字の表示なし」と書いておくと比べやすくなります。
2025年のブラジルの研究は、子ども用・敏感肌用の洗浄料96種を1%に薄めてpHを測りました。液体製品は4.54〜8.00、固形石けんは8.01〜11.01で、シンデットの液体製品が生理的な範囲にもっとも近い値でした。製品のpHだけを測った研究なので刺激の強さまではわかりませんが、同じ「洗浄料」でも数字が大きく違いうることははっきりしています。

替えた最初の週につっぱるのは、弱酸性が合わないサイン?
最初の週のつっぱりだけで決めるのは早すぎます。2022年の60名の研究では、4種類すべて、つまりシンデットを使った群でも、最初の洗顔のあとは水分蒸散量が上がりました。
敏感肌の女性40名を2種類のクレンザーに分けて3週間みた2013年の試験でも、市販の泡立たないクレンザー群の刺激の報告は1週目20%から3週目10%に下がり、泡タイプのクレンザー群はどちらの時点も5%でした。2つのクレンザーの臨床評価スコアに統計的な差はありませんでした。そのため、1〜3日目の点数と8〜14日目の点数を並べて見るほうが、1日だけの感触より頼りになります。
午後のテカりまで一緒に書くのはなぜ?
洗顔料を替えてつっぱりが減っても、午後のテカりが変わっていれば、ケア全体を見直す必要があるからです。朝の洗顔直後だけを書くとこの変化が抜けるので、毎日同じ時刻(たとえば15時)にもう1回書き留めます。
高齢者を対象にした研究63件をまとめた2020年のシステマティックレビューは、シンデットや両性界面活性剤の洗浄料が標準的な石けんより乾燥を軽くしたと整理しています。50歳以上のデータなので10〜30代の脂性肌にそのまま当てはめるのは難しいものの、洗浄料の種類で乾燥の感じ方が変わりうるという方向は、記録する項目を決めるときの参考になります。
化粧水をつけると白い泡が出るけれど、問題ない?
洗顔のあとに化粧水をつけると白い泡が出る現象を直接扱った研究は、この記事の根拠資料にはありません。原因を推測するより、すすぎを1〜2回増やした日といつもどおりすすいだ日に泡が同じように出るかを記録表に書くほうが現実的です。
泡が見えるだけでヒリつきや赤みがなければ記録を続け、泡と一緒にヒリつきが出るなら、まずその組み合わせをやめます。韓国疾病管理庁は洗顔を1分以内と短くするよう案内しているので、すすぎを増やしても、こする時間までは延ばしません。

2週間の切り替え記録表
点数は0(なし)・1(少し)・2(はっきり)・3(強い)でつけ、洗顔直後1分以内と15時ごろの2回書きます。
| 日 | 洗顔直後のつっぱり | 赤み | ヒリつき | 午後のテカり | すすぎ後の白い泡 | その日のメモ |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 替える前日(基準) | 今のフォームのpH数字: | |||||
| 1日目 | 新しいフォームのpH数字: | |||||
| 3日目 | 例)体育・部活、汗 | |||||
| 5日目 | 例)残業、洗顔が遅れた | |||||
| 7日目 | 1週目の平均点 | |||||
| 10日目 | 例)生理前 | |||||
| 14日目 | 2週目の平均点・続ける/戻す |
2週間たったら、1週目の平均と2週目の平均を比べます。つっぱり・赤みが減ったか同じなら使い続け、増えていたら前のフォームに戻して、同じ表でもう一度確かめます。洗顔の基本の順番はクレンジングクリームはいつ使う?メイクの濃さ別の洗顔の組み合わせ表に続きます。
新しい洗顔料で皮膚科に相談したほうがいいのはいつ?
- 新しいフォームを使ってから腫れる、じゅくじゅくする、かゆみが続くときは、期間を待たずにやめて皮膚科を受診してください。
- 前のフォームに戻して1〜2週間たっても赤みとヒリつきが引かないときは、医療機関で状態をみてもらいましょう。
- 処方された塗り薬を使っている最中なら、洗顔料を替える前に処方した医師に相談してください。
この記録表のもとにした3つの研究
- 市販の子ども用・敏感肌用の洗浄料96種のpHを測った2025年の研究(PMID 41417527)では、製品のpHは4.54〜11.01(平均7.80)、固形石けんは8.01〜11.01でした。
- 成人60名が4種類の石けんを7日間使った2022年の研究(PMID 34741581)では、アルカリ性石けんがすべての時点で肌のpHを大きく上げ、赤みもグリセリン石けん・クリーミー石けんより強く出ました。
- 敏感肌の女性40名の2013年の3週間比較試験(PMID 24305430)では、刺激の報告率が1週目20%対5%、3週目10%対5%でした。
よくある質問
肌はもともと弱酸性?
はい。韓国疾病管理庁(KDCA)の国家健康情報ポータルは顔の肌のpHを弱酸性(pH5.0〜5.5)とし、これに近い弱酸性の洗顔料を使うよう案内しています。同じ資料は、石けんはたいていアルカリ性なのですすめないと説明しています。ただ、替えたあと自分の肌が楽かどうかは、2週間ほど書き留めてみないとわかりません。
弱酸性って pH いくつからいくつまで?
公的資料が数字で示しているのは顔の肌のpH5.0〜5.5で、韓国疾病管理庁はシンデットバーをpH5.5〜7程度の製品として説明しています。市販の子ども用・敏感肌用の洗浄料96種を測った2025年の研究では、製品のpHは4.54〜11.01と大きくばらついていました。ラベルに「弱酸性」とだけあって数字がなければ、記録表に「数字の表示なし」と書いておくほうが正確です。
弱酸性の洗顔のあと化粧水をつけると白い泡が出るのは大丈夫?
この現象を直接調べた研究は、この記事の根拠資料にはありません。すすぎを1〜2回増やした日といつもどおりの日に分けて、泡が同じように出るかを書いてみてください。泡と一緒にヒリつきや赤みが出るならその組み合わせをやめ、反応が続くときは皮膚科で確かめてもらいましょう。
出典
- pH analysis of 96 cleansing products for children's or sensitive skin, 2025 (PMID 41417527)B
- Skin biophysical effects of four soaps used on the forearm, 60 adults, 2022 (PMID 34741581)B
- 3-week RCT comparing two cleansers in 40 women with sensitive skin, 2013 (PMID 24305430)A
- Systematic review of skin care for older adults, 63 studies, 2020 (PMID 31945604)A
- Korea Disease Control and Prevention Agency (KDCA) National Health Information Portal — Acne (Korean)機関資料
- Korea Disease Control and Prevention Agency (KDCA) National Health Information Portal — Safe cosmetic use for teens (Korean)機関資料
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