鼻ニキビ、毛穴パック・メガネの鼻あて・鼻をかむくせから記録

根拠の内訳:出典 7件小規模・観察研究 3件学会・公的機関 4件確認 次回確認 出典を見る根拠の基準

鼻ニキビをくり返すなら、毛穴パック・爪で押し出す・メガネの鼻あて・鼻をかむといった、鼻に触れるくせから日付ごとに書いてみます。

雪の積もった窓辺で、厚いニットを着たグレーのひげの中年男性の正面の顔。頬と鼻がほんのり赤い
このノートで扱うこと全7項目
  1. 毛穴パックや爪で押し出した日、何を書く?
  2. 鼻をいじる手は、どんなときに出てくる?
  3. メガネの鼻あてや鼻をかむことも記録する?
  4. 黒ずみや酒さと迷うときは何を見る?
  5. 鼻のくせの1週間記録表
  6. 鼻の赤みや腫れ、皮膚科を受診するのはいつ?
  7. この記事の裏づけになった資料
くせ・場面 記録すること 根拠
押し出したり、むしったりしたあと 押し出した日付とやり方、その場所に赤いあとや茶色いあとが残った日数 アジア7か国のニキビ患者324人のうち58.2%にニキビのあとの色素沈着があり、半数以上は1年以上続きました · B(2016)
手がのびる場面 勉強中・仕事中・鏡の前など、手が鼻にいったとき ニキビをむしる患者30人は、むしらない30人より「無計画」の衝動性の点数が高いという結果でした · B(2023)
テカリ 午後に鼻がテカる程度 ニキビのある女性では、活動している皮脂腺の数よりも、毛包1つあたりの皮脂の分泌量が脂っぽさの程度と関係していました · B(1991)
引かない赤み 鼻・頬がほてった日の天気・飲酒・熱い食べ物 酒さは、鼻のまわりのように出っぱった場所と頬・あご・おでこの、続く紅斑・丘疹・ほてりが特徴です · 学会
押し出し 自分で押し出したか、皮膚科でしてもらったか 皮膚科でコメドを押し出すこともあるものの、自分で炎症のあるブツブツをむしったり押し出したりしてはいけないと案内しています · 公的機関

ここでの学会は韓国の皮膚科の学会である大韓皮膚科学会、公的機関は韓国の国の保健機関である韓国疾病管理庁(KDCA)です。

毛穴パックや爪で押し出した日、何を書く?

押し出した日付とやり方(毛穴パック、爪、綿棒)、その場所が赤く残った日数と、茶色いあとができたかを書きます。数日後に同じ場所にまたできるかまで続けて見ると、押し出すくせと鼻の肌荒れの関係が表に出てきます。

アジア7か国のニキビ患者324人を評価した2016年の調査では、58.2%にニキビのあとの炎症後色素沈着があり、半数以上は1年以上、22.3%は5年以上続いていました。同じ調査で患者たちは、このあとがニキビと同じくらい、またはそれ以上につらいと答え、ひっかいてできた傷も多く見られました。韓国疾病管理庁も、自分でニキビをかいたり押し出したりすると、傷あとが残りやすいと案内しています。

鼻をいじる手は、どんなときに出てくる?

手が鼻にいく場面を時間と場所で書くと、減らすポイントが見えてきます。むしる人では、計画せずに動く衝動性の点数が高く出た研究があるので、「どのくらい」より「いつ」を先に知るほうが減らしやすくなります。

ニキビをむしる患者30人とむしらない患者30人を比べた2023年の患者対照研究では、むしるほうが衝動性の尺度の「無計画」の点数が高く、むしる程度がひどい人ほど、この点数も高い値でした。うつ・不安の点数は2つの群で違いがありませんでした。テスト勉強中にほおづえをついて小鼻をさわる学生、オンライン会議の画面を見ながら鼻をこする会社員のように、状況をそのまま書いておきます。

メガネの鼻あてや鼻をかむことも記録する?

メガネの鼻あてが当たる鼻すじの両わき、ティッシュでよくふく小鼻と鼻の下は、摩擦がくり返される場所なので、別に印をつけます。鼻炎やかぜで何度も鼻をかんだ日、メガネを一日じゅうかけていた日と、新しい盛り上がりが重なるかを見るやり方です。

大韓皮膚科学会は、摩擦や物理的な刺激、毛穴をふさぐ化粧品、ストレス、汗のかきすぎを、ニキビを招いたりひどくしたりする要因として挙げています。鼻あてや鼻をかむことだけを調べた研究は見つからなかったので、この欄は原因を決めるためではなく、重なる日を探すための記録です。季節の変わり目や花粉の時期は、鼻をかんだ回数をだいたい「多い・ふつう・少ない」で書くだけで十分です。

黒ずみや酒さと迷うときは何を見る?

黒い点が毛穴ごとにそろって詰まっていて、まわりが赤くないなら角栓や皮脂のほう、鼻と頬がたびたびほてって赤みが引かないなら、酒さを別に考えます。赤みが出た日の気温、飲酒、熱いものや辛いものをいっしょに書いておくと、受診のときに説明しやすくなります。

大韓皮膚科学会は、酒さは顔の中央、とくに鼻のまわりのように出っぱった場所と頬・あご・おでこにでき、続く紅斑と丘疹・膿疱、くり返すほてりが特徴で、紫外線、熱、寒さ、お酒、熱いものや刺激の強い食べ物などで起こると説明しています。1991年の皮脂の分泌の研究では、ニキビのある若い女性のテカリは、活動している皮脂腺の数よりも、毛包1つあたりの皮脂の分泌量と関係していました。テカリがひどいということだけでは、鼻ニキビの理由は決められない、ということです。

日の差す木のテーブルで、ニットの袖の両手が、湯気のうっすら立つテラコッタ色のマグを包んでいる様子
熱い飲み物や食べ物のあとに鼻と頬がほてった日を書いておくと、受診のときに説明しやすくなります。

鼻のくせの1週間記録表

曜日 毛穴パック・押し出し 手がのびた場面 メガネ(時間) 鼻をかんだ回数 赤み・新しい盛り上がり
月 なし 会議中に小鼻をこする 9 ふつう なし
火 爪で1個 夜、鏡の前 9 ふつう 押し出した場所が赤い
水 なし テスト勉強中 10 多い(鼻炎) 小鼻に新しい盛り上がり1
木 毛穴パック — 4 多い 鼻すじが赤い
金 なし — 9 少ない 押し出した場所に茶色いあと
土 なし — 0 少ない なし
日 なし 夜、鏡の前 0 少ない なし、写真

1週間が終わったら、押し出しや手がのびた場面があった日、メガネと鼻をかむ回数が多かった日に、赤み・新しい盛り上がりが重なったかだけに印をつけます。いちばん多く重なったくせを1つ選び、次の週はそれだけを減らしてみて、同じ表で比べます。

窓からの日差しが斜めに差す壁の前で、れんが色のニットを着た若い男性の鼻すじとあごのラインが見える横顔
週末ごとに同じ窓辺の光で鼻の横顔を撮っておくと、赤みとあとの変化を日付で比べられます。

鼻の赤みや腫れ、皮膚科を受診するのはいつ?

  • 押し出した場所がだんだん腫れて大きくなり、痛むときは、それ以上さわらずに皮膚科へ行ってください。
  • 鼻と頬の赤みが何週間も引かず、ほてりをくり返すときは、酒さかどうか受診して確かめてもらってください。
  • むしるくせを自分で止めにくいなら、肌の状態といっしょに皮膚科で相談してください。
  • 押し出した場所の茶色いあとが何か月も薄れないときは、皮膚科の受診を考えてください。

この記事の裏づけになった資料

  • 2016年のアジア7か国の調査(ニキビ患者324人)では、58.2%にニキビのあとの炎症後色素沈着があり、22.3%は5年以上続いていました。
  • 2023年の患者対照研究では、ニキビをむしる患者30人は、むしらない患者30人より「無計画」の衝動性の点数が高いという結果でした。
  • 大韓皮膚科学会は、酒さは鼻のまわりと頬・あご・おでこの続く紅斑とほてりとして現れ、熱・紫外線・お酒などで起こると説明しています。

よくある質問

鼻の黒ずみを押し出したり、毛穴パックではがしたりしていい?

毛穴パックが鼻ニキビにどう影響するかを調べた研究は、この記事の根拠にはありません。韓国疾病管理庁は、皮膚科でコメドを押し出すこともあるものの、自分で炎症のあるブツブツをむしったり押し出したりしてはいけないと案内しています。毛穴パックを使うなら使った日を書いておき、はがした場所が赤く腫れたり、ブツブツが増えたりしたらやめます。

メガネの鼻あて・枕・スマホが当たってニキビができる?

鼻あてやスマホが鼻ニキビを増やすという直接の研究は、この記事の根拠にはありません。大韓皮膚科学会が摩擦や物理的な刺激をニキビの悪化要因に挙げているので、鼻あてが当たる場所と盛り上がりの位置が重なるか、長くかけた日と新しい盛り上がりが重なるかを記録してみるくらいが現実的です。

鼻の黒いポツポツは角栓?うぶ毛?どう見分ける?

家で確実に見分ける、確かめられた方法は、この記事の根拠では見つかりませんでした。形だけを見て押し出そうとすると、赤く腫れたりあとが残ったりすることがあるので、黒い点のまわりが赤くならない限りそのままにして、写真で変化を見ます。気になるなら、皮膚科で拡大して確かめてもらうほうが正確です。

鼻のまわりの皮脂がずっと出てくるとき、皮膚炎と見分けられる?

見分けるサインはあります。韓国疾病管理庁は、皮脂の多い場所に赤い地と黄色っぽいうろこができてかゆい状態を別に説明し、大韓皮膚科学会は、鼻のまわりと頬がずっと赤くほてる状態を酒さと説明しています。赤みやうろこがなくテカるだけなら、どちらの説明とも離れていますが、赤みが引かないなら受診で見分けてもらうほうが正確です。

出典

  1. Frequency of post-inflammatory hyperpigmentation after acne in seven Asian countries, 2016 (PMID 26813513)B
  2. Impulsivity traits in patients who pick their acne, 2023 (PMID 36409553)B
  3. Sebum secretion patterns in young women with and without acne, 1991 (PMID 1835938)B
  4. Korean Dermatological Association — Rosacea (Korean)機関資料
  5. Korean Dermatological Association — Acne vulgaris (Korean)機関資料
  6. Korea Disease Control and Prevention Agency (KDCA) National Health Information Portal — Acne (Korean)機関資料
  7. Korea Disease Control and Prevention Agency (KDCA) National Health Information Portal — Seborrheic dermatitis (Korean)機関資料

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